マイナスな印象を与えてしまう
サジェスト汚染
検索エンジンにキーワードを入力した時に、単語と一緒に表示される検索候補群がサジェストです。入力したキーワードと関連したワード候補が並ぶサジェストは、検索を便利にしてくれる機能ですが、候補として出て来るワードによっては、単語の印象を大きく左右する事につながります。
例えば、”ラーメン” と検索した際に、”ラーメン 遅い” など、ネガティブワードと一緒に、候補された場合は、検索者に良い印象よりもネガティブな印象を持たせてしまいます。
サジェストとして出現するワード候補
何かを検索をする時に、キーワードひとつのみを入力するのではなく、複数のキーワードや単語を同時に入力して検索をすれば、より希望に近い検索結果が表示される事もあります。サジェストは、検索候補を表示する事で、そんな複数の単語入力を助けてくれる便利な機能です。
表示されるサジェストの内容は、検索を便利にしてくれるものですが、良いサジェストばかりが並んでいる場合と、悪いサジェストばかりが並んでいる場合で、その単語に対する印象が大きく変わります。
サジェストに好意的な単語が並んでいれば、検索者は自然と好印象を抱く事になります。しかしとても人気が高い単語を検索する場合でさえ、サジェストに悪い言葉が並べば、検索者は不安を感じてしまう事になります。
ネガティブサジェストは致命傷
サジェスト汚染の実情
何か商品を販売する場合、その商品名で検索をした後に、悪いサジェストばかりが並ぶ状態になれば、商品の売上に大きな影響を与えてしまう事はわかってもらえると思います。販売している商品の内容も、実際の評判も本当に良いのに、検索された際に悪いサジェストばかりが並ぶ場合があります。
その場合、誰かが意図的にサジェストの内容を操作している可能性があります。
特定の単語に対して、悪い意見ばかりが並ぶ状態が、これがいわゆるサジェスト汚染です。
サジェスト汚染は、知識があれば誰でも行う事ができるという事です。一人で実行が難しい場合でも、ネットを介して呼びかければ協力者が集まり、特定の単語に対してサジェスト汚染をしていくというのは、珍しい事ではありません。
さらに、サジェスト汚染を防ぐ事は難しく、法的期間に訴える事も容易ではありません。無論警察に届けても、ITリテラシーの著しい欠如から、まともに取り合ってもらえない可能性が高いです。今まで順調に売れていた商品の売上が、急に減ってきた、商品の評判が下がってきた等、何かネガティブな変化を感じる事が増えたら、サジェストの確認をしてみる事でわかることもあります。サジェスト汚染というのは、本来の商品やサービスに問題がなくても、突然急に始まる可能性があるのです。
玉石混合の風評被害対策会社
もしサジェスト汚染が確認された場合、正攻法としてはまず、検索エンジンへの直訴になります。各検索エンジンには、サジェストに関する問い合わせフォームが設けてありますので、直訴することが可能です。しかし、直訴したからと言ってサジェストが消えるかはわかりません。
そこで、もう一つの手段としては、風評被害対策の専門会社に依頼するという方法があります。
しかし！これが地獄の入り口になってしまうケースが稀にあります。費用を払ってサジェスト汚染から、解放されてもいたちごっこになってしまったり、風評被害対策会社の中には、自作自演で逆に風評を煽ってお金を取ろうとする輩がいるのです。
数は非常に少ないですが、そのような会社が存在するのは確かなので、風評被害対策会社に相談する際には絶対に以下の点に注意してリサーチしましょう。
・ネットで調べて信頼できそうな会社に問い合わせる。
・問い合わせをする際には、社名や個人名を明かさない。
・金額や契約体系をしっかり確認する。